中無田町での展示
今日が最終日!
人物画はこの展示の後はしばらくお休みです。
彫刻(塑像)していたときは、女性をつくりましたが、本当は男性をつくりたかった。実はあまり女性に興味がないのです。骨や筋肉の方が形や奥行きを出すのに楽しそう。絵は女性を描いていません。なんでだろう、なぜか描く気にならない。なんだろうなぁ。自分にないものを追い求めるんだろうなぁ。
好きな部位は斜め後ろから見た、男性の顔のラインですね。理想があります。手も大事、足のラインも、ふくらはぎの形とか。手については語りますよ。今のところロダンの接吻という作品の男性の右手です。美しい!美しくて、食べたい。隅々まで味わいつくしたい。あーーー、なかなかいないのですよ、そんな手を持った人。でも、少しわかってきたのです。あの手の手を持った人がどんなタイプか。近い人に何度か出会ったことがあります。顔が小さく、背が高めで、色白、痩せ型。色はやっぱりモノトーンが似合う人で、特に白が似合うようですね。骨が細いとダメなんです。節の感じがほしいので。
そんなことはいいとして、はい。最近人物描きたくなってきたので、ある人にモデルをお願いしましたが、やんわり断られました。うーん、でもまだあきらめていません。なぜなら、私の中でもう絵が出来上がっているのです。後は実物との確認作業。魂が必要なのです。もったいないです。美しい人だから、残しておきたい。ええ、美しいものがとにかく好きです。美しいは私の基準なので、皆さんのとはたぶん違います。目の横の皺の形とか、鼻の付け根、彫りの深さ、目の形、瞼の皺、眉毛の形、言い出したらキリがなく……。石膏で言えば、メディチとマルスを足して2で割って、10歳くらい歳取らせた感じでしょうか。とにかく、新しくて、美しくて、心が入ったものが好きです。
ついつい、しゃべってしまう。今回は詩をメインにした展示で、絵の裏やスケッチブックも展示しています。中無田町が終わると、ファーストフレームという額縁屋さんでの展示です。絵と額のコラボを見ることができます。ではまた!
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