カエルの楽園を読んで

百田尚樹さんの本です。

確信、現実から逃げる人々に重なり、非常にイライラしながら読みました。リアルでした。

私には何ができるのか。
考える力という言葉は私が大学で教育を学んでいた当時よく言われていました。あれから15年ほどが経ちました。そのような教育を受けた子どもたちが大人になっていきます。これから世の中が変わるでしょうか。いえ、変わってきているでしょう。

ただ、考える力がついたとしても、行動する力がなければ口だけになってしまいます。論破することが流行っているようですが、それでは意味がありません。

何が真実なのか。
今楽な方楽な方へ逃げることは、先の大きな苦につながるかもしれません。多角的な見方が必要になります。情報化社会とはいえ、スマホに集中して周りが見えていないなんてことはよく見る光景です。何のための情報なのか。

ただ受け取るだけでは先につながりません。情報を得やすい世の中なのだから、何を信じ考え行動するのかを冷静に判断する必要があるのです。

私にできることは、なるべく自ら知り考え行動できるような子どもを育てることです。アートは頭と体を使うすばらしいものです。私が公民館で教えていることは、自ら選び考え行動することです。周りを見ることで自分を知り、自分を表現することでの周りの反応を恐れないように、様々な見方をするためのヒントを与えています。アートは自分と人を知るためのすばらしい方法なのです。

堅苦しくなりましたが、要は殻をぶち壊そうということです。狭い空間で周りが見えなくなって生きづらくならないように、特にこれからの社会を生き抜くにはアートが大いに役立つと考えています。

このように、誰かの本を読むことは今の自分を考える手がかりになります。良い機会をいただきました。


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